各地で「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験始まる
「ワクチン・検査パッケージ」は、ワクチンの2接種を証明するパスポートか直前の検査の陰性証明で、様々な制限(会食の人数制限や大規模イベントの人数制限)を緩和する仕組みです。
ワクチンを接種できない・したくない人は検査での陰性証明があればいいので、ワクチン接種できない人への差別だという批判は抑えられます。
民間のワクチンパスポート「ワクパス」はまもなく登場
一方、民間主導で行うワクチンパスポート「ワクパス」も準備されています。
スマホアプリを使ったワクチン接種のデジタル証明ではありますが、会員企業の優待パスポートと言った方がよさそう。
大人数の会食や大規模イベントにはまだ抵抗がある人でも、1人や少人数での食事で割引が使えるならアプリを入れて登録しようと考える人は出てくるでしょう。
スマホを持たない・使えない高齢者などは置いてけぼりされる形になりますが、スマホアプリを入れたら受けられる割引サービスなんてたくさんあって、これもその一つに過ぎません。
「GoTo 2.0」をやるなら細く長く
昨年途中で止めざるを得なかった政府の飲食・観光支援のGoTo事業ですが、感染が収まったことを受けて「GoTo 2.0」として再開すると言われています。
ただ、旅行や外食をしたくてたまらなかった人が既に動き始めているし、民間でも盛り上げようと積極的に動いているので、そこにさらに勢いをつけすぎる必要は感じません。
予算が限られるGoTo事業で、予算を一気に消化するような事態になったら、その期間だけ人手が必要になり、終われば不要になってしまう心配もあります。
前回よりも一人あたりの補助額(割引率)は下げて、細く長い事業にした方がいいんじゃないかと。
季節によって人が集まる地域も変わりますし、1年くらいかけて消化するくらいの長い事業で。