フリーランスは誰でもなれるが…
オンラインプログラミングスクール・デイトラが行ったインターネットで1028人のフリーランスに聞いたアンケートです。
プログラミングスクールがやったアンケートですが、フリーランスプログラマーの比率は高くなく僅か5.4%。
デザイナーにはWebデザイナーも入っているのだとは思いますけど。
43%が年収200万円未満という現実
一方年収では「年収200万円未満」と答えた人が43.3%で最も多く、その次が「年収200万円以上400万円未満」で27.7%という、全体的に収入が低い人が多い結果になっています。
ただし1日あたりの労働時間では、「3時間未満」と「3時間以上6時間未満」を合わせると半数にのぼるので、子育てで外に働きに出にくい主婦や(定年)退職してセミリタイア的に働いている人が多いと思われます。
私も一応副業的フリーランサーですが、6時間未満の労働で年収200万円未満に入っています。
収入の多さよりも自由度を求めてフリーランスをしている人が多く、だからこそ満足度を訊ねた質問ではかなり高くなっているのでしょう。
「フリーランスプログラマーは儲かる」という幻想
一部ではフリーランスや起業を「雇われない生き方」ともてはやす傾向が見られます。
その裏にあるのは「雇われる生き方=社畜」とのネガティブな認識かもしれません。ブラック企業に雇われてこき使われるのでなければそこまで悪くはないと思うんですけどね。
またフリーランスは憧れだとしても、誰でも簡単になれるものではありません。
しかしプログラミングスクールで技術を身につければ、未経験でもフリーランスプログラマーになって高収入が得られるとする情報商材販売が幻想を生んでいる一因のようで…
フリーランスの中でプログラマーは比較的単価が高い職種だとは思います。
だからといって数ヶ月勉強しただけの未経験者がそんなに儲かるほど甘くはないというか、それなら日本のIT人材が不足することもないわけで…
プログラマー・ITエンジニアの現実、フリーランスの現実をしっかり把握した上で、自分の道を選ばないといけません。