「安いモノ天国ニッポン」が終わる日
原油高を始めとする原材料価格の高騰と輸送費の上昇に円安も加わってのトリプルパンチでまだまだ値上げは続きそうです。
100円均一ショップやワンコインランチ(500円)などはキリのいい数字をウリにしてきた商売もそろそろ限界がくるのかもしれません。
100均では内容量を減らすいわゆる「シュリンクインフレ」で対応しているケースもありましたが、それができない商品は100円では売れなくなりそう。
そうなったときに150円均一や200円均一に業態転換できるかというと、そう簡単ではないでしょうしねぇ…
100円均一ショップが終わる時が「安いモノ天国ニッポン」の終わりの時と言えるでしょうか。
貧乏セミリタイア生活はしやすかった
2013年4月から8年半以上、節約セミリタイア生活(貧乏セミリタイア生活)を進めてなんとか生き延びてきました。
思えばこの期間、日銀は「インフレ率2%」を目標に金融緩和をしてきましたがずっと達成できず。
もちろんシュリンクインフレを始めとしてじわじわと値上げもありましたが、逆に携帯通信費が下がるなど助かった部分もありました。
近くにディスカウントスーパーがオープンしたり、またそういうお店を発掘してセミリタイア生活の中で生活費を減らすことに成功。
思えば貧乏セミリタイア生活がしやすい環境だったのですよねぇ。
これからは厳しい環境が待っている
でもこれからは厳しい環境で生活費が増えていく覚悟が必要なのは間違いない。
じわじわとインフレが進行する程度なら、年金もらえる年齢までなんとか対応していけるかもしれません。
インフレ率2%を達成したら、日銀もテーパリング(量的緩和の縮小)に入るとすると、これまで日銀のETF買い入れで官製相場になっていた日本の株式市場は歯止めを失ってずるずると下がりそう。
インフレと株安のダブルパンチになると、貧乏セミリタイア生活に大きな転換期が訪れます。
これから早期リタイア・FIREをしようかという人、特にLean FIREと言われる最低限の生活を考えている人は、計画見直しまであるかも?
まぁなるようにしかなりません。外に出て働くことも含めて、覚悟だけはしておきたいと思います。