「老後生活の質」が変わる3ステップ
私も近いうちに55歳になるし、「老後生活の質が変わる3ステップ」という言葉に非常に興味を惹かれました。
ところが、「老後生活の(お金の)量」の話がメインで「老後生活の質」について具体的なことはほとんど書かれておらず残念。
もちろん「老後生活の質」を上げるには、お金の話は切っても切れません。
老後に使えるお金を増やせば、完全に比例するとまでは言えないものの、老後生活の質も上がるでしょう。
でも55歳から老後資金を大きく増やすのは難しいしリスクも高い。
多くの人が求めているのは、限られた老後資金の中で「老後生活の質」を上げる方法ではないでしょうか。
限られた老後資金で「老後生活の質」を上げるには
55歳から老後生活(リタイア生活)に入るまでは、できるだけ老後資金を増やす努力が必要なのは前提として、その上で限られた老後資金の中で「老後生活の質」を上げるにはどうすればいいのか。
一番最初に思いつくのは「メリハリをつける」ことです。
老後生活の全てのことにお金をかける余裕がないなら、全ての質を落としていくのではなく、自分にとって大切なことの質は落とさないようにすること。
日々は節約するけど月に1度だけ贅沢するとか、複数の趣味を持っていたら最優先の趣味にはできるだけお金をかけてそれ以外の趣味のお金は減らすなどです。
人間関係にもメリハリを
老後、多過ぎる人間関係は時間もお金もかかって大変なので、整理していくべきと言われています。
人間関係・友人関係を「整理」というと切り捨てるイメージになるのであまりよく思えないかもしれません。
でも「人間関係にメリハリをつける」と言うと、心理的障壁が下がってやりやすそう。
親しい関係を続ける人以外の人とは、人間関係を完全に切るわけではなく距離を置くだけですから、「メリハリをつける」の方がしっくりきます。
生活費にしても人間関係にしても、65歳からいきなりメリハリを付けるのも難しいので、55歳くらいから徐々に変えていくのがいいでしょうね。