貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

サラリーマンの先取り貯蓄と言えば「財形貯蓄」じゃないの?

「先取り貯蓄」で自然とお金が貯まっていくように

toyokeizai.net

貯金をしたいのならば、先取り貯蓄のような「お金が貯まる仕組み」を作るのが一番いいという記事です。

先取り貯蓄」は昔から語り尽くされた話で、もらった給料で生活をして残ったお金を貯金しようと考えるとあまり残らない、それより先に一定割合を貯金して残りでなんとか生活しようとすればできると。

貯金をするなら先ず「先取り貯蓄」から始めるのが一番いいのは全く同意。

ただし、それならば「先取り」「自動」「強制」の3つが揃ったサラリーマンにとっての元祖先取り貯蓄と言える「財形貯蓄」について言及してないのは残念ですね。

書籍の中では書かれているのだと思いますけど。

そもそも「財形貯蓄」とは

財形貯蓄」とは「勤労者財産形成貯蓄」の略称で、単に「財形」と略されることもある、勤労者財産形成促進法に基づいて行われる制度の一つです。

財形貯蓄」には積立の目的に応じて、一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄の3種類があり、財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄には550万円まで利子が非課税になる優遇制度があります。

さらに、毎年10万円まで可能な給付金制度を導入する会社もあり、毎月の天引き積立額以上の貯金ができてしまう制度です。

私も大学時代、就職した先輩から「就職したら財形だけはやっとけ」と言われた記憶があります。

かつて「貯金好き」と言われた日本人ですが、自分で考えて貯蓄に勤しんでいた人ばかりではなく、こういった制度で知らないうちに貯金が出来ていた人も多いのではないかと。

先取り貯蓄を始めようと考えるならば、先ずは自分が勤める会社に財形貯蓄制度がないかを確認してみるのがいいです。

財形貯蓄制度を導入しているのは3社に1社

ただ、財形貯蓄を導入している従業員数10人以上の企業は、35.2%に過ぎないとのこと。

www.tabisland.ne.jp

従業員数の多い大企業ほど導入率は高くなるので財形貯蓄が利用可能な人の割合はもう少し高くなりそうですが、逆に従業員数10人以下の零細企業ではほぼ導入されてないででしょうし…

そもそも自営業・フリーランスの人は無縁、派遣やアルバイトなども財形貯蓄と縁遠いから、万人に勧められる制度ではありませんね。

しかしながら財形貯蓄のような天引き型の貯蓄制度は、貯金を増やすのには有効な仕組みです。

財形貯蓄が利用できない人は、老後資産を作るためならばiDecoを利用したり、自分で先取りする仕組みを作ったりして、残りのお金でやりくりして生活するのがいいでしょう。

毒舌うさぎ先生のがんばらない貯金レッスン