若者の「食べログ離れ」
ネットでの「飲食店の探し方」が変わりつつある。成蹊大学客員教授の高橋暁子さんは「食べログなどのグルメサイトは利用者が多い一方、点数やランキングを疑う声も多い。とくに若者は、Google MapやInstagramを使った検索に移りつつある」という――。
食べログは今でもグルメサイトのトップのはずですが、やらせ騒動やお店との裁判でレビューの信頼度が落ちてしまい、「食べログ離れ」が進むのも致し方ないですねぇ。
それだけ食べログの影響力が大きくなってしまった結果、レビュー(評価)を高くしようと操作するお店が出てくるのは必然だし、食べログ側もマネタイズのために不透明なことをやりすぎた。
専門家・専門誌の評価だって、お金を貰って書いている提灯記事があるから信頼できなくなりましたが、口コミも同じ道を辿っているに過ぎません。
そもそも口コミは「誰が言ったか」の世界
そもそもSNS・口コミ&レビューサイトが普及する以前の口コミとは、友人・知人・家族などから口伝される情報です。
誰からの口コミかでその信頼度は変わります。自分と食の感覚が近い人だからだとか、ラーメンをよく食べている人だから、など。
つまり自分がよく知る人物のうちの「誰が言ったか」が重要であり、全く誰かわからない人物の評価、それもその平均やブラックボック化された評価の数字だけで判断するのはどうなのか。
SNSで自分が信頼するユーザや有名人の評価を参考にする方が本来の口コミに近いと言えますね。
もちろん、SNSの有名人がお店からお金をもらって書くケースもありそうですけど。(その旨の表記がなければ批判される)
口コミサイトは下降線へ?
SNSを誰もが使う、むしろ依存する人もいるくらいの時代が続く限り、口コミマーケティングも有効なマーケティング手法でしょう。
ただ食べログのようにユーザの口コミ評価をメインにしたサイトは、これから下降線を辿るのかもしれません。
口コミサイトを評価する口コミサイトができてもいいのかなー?