「人生100年時代」と言うけれど…
政府が「人生100年時代構想会議」を立ち上げたのが一番影響が大きかったのかもしれませんが、まるで誰しもが人生100年を想定しておけ、という論調が目立ちます。
主に金融商品・年金保険商品を売りたい側にとっては便利なキーワードだからですけれど。
今の50代60代の人間のうち100歳まで生きる人は半数なんて到底いきませんし、性別や生活環境、生活習慣、既往症によっても大きく左右されます。
未婚男性は長生きしない
性別で言えば男性よりも女性の方が長生きだし、男性の場合は未婚・既婚・離別・死別でも大きく寿命に違いが出ています。
記事中のグラフを見れば一目瞭然で、男性の場合ははっきりと「未婚<離別<既婚(有配偶者)」になっています。
未婚者は年収も低いと考えられるので、年収との相関もあると思いますが、離別の低さからも生活環境・生活習慣との相関も大きいのかな、と。
もちろん、年収が低い人は食事も悪くなりがちだったりするので、そこにも相関があると思いますが。
未婚男性で、食事が偏っていたり栄養不足、タバコや飲酒が多く、健康診断では血圧・血液検査・尿検査で要注意項目出ていて、既往症もあり…
なんて人はグラフの未婚者通りの寿命を覚悟しておいた方がいいのかもしれません。
未婚男性である私の場合は…
私も統計上は寿命が短い未婚男性の中の1人です。
生活習慣ではタバコや過度の飲酒はしないし、セミリタイアしてからは寝たいだけ寝るため睡眠不足も少なく、健康診断の結果は悪くありません。
ただ、食事は貧素で栄養不足になりがちだし、胃腸はずっと前から不調のままです。
未婚者の平均よりはマシな方だけど、既婚(有配偶者)の平均よりはずっと悪い環境かと思います。
そんなわけで、「人生100年時代」は他人事だなーと感じているわけです。
今の現役世代の未婚者と既婚者では、昔の人ほど生活環境の差はなくなっているとは思いますが、それでも未婚男性が一番早く死ぬ傾向は続くでしょう。
その方が不安が少なく感じてしまうのもアレですが…