トップクラス技術者の年収は1億円超
しかし、アメリカでは、高度専門家の所得が一般に高い。
アメリカ商務省のデータで見ると、「情報データ処理サービス」部門の2020年の平均給与は18.4万ドル(2100万円)だ。
アメリカのITエンジニアの平均年収は900~1000万円くらいというイメージでしたから、ちょっと驚き。
人気の高いデータサイエンティストの平均年収が1200万円くらいと言われてましたし。
平均年収1000万円としても日本と比べれば十分高いし、GoogleやAmazonなどの巨大IT企業のエンジニアはもっと高いのは間違いありません。
他社にエンジニアを奪われないように高くしないといけないし、報酬が高いから海外からも優秀なエンジニアがアメリカに集まってくるという好循環なんですよねぇ。
花形の職業には人が集まる
日本でも収入が高い仕事はそれを目指す人が増えます。医師や弁護士は社会的な使命も重要なファクターではあるものの、高収入なのも大きな魅力ですから。
「なぜ日本からGAFAが生まれないのか?」と問われたら、その理由の一つには、エンジニアの待遇を上げないことが挙げられます。
日本のIT企業は日本国内向けのサービス開発が中心なので難しいでしょうけど。しかも下請け・孫請けに作らせてナンボの開発が多いし…
格差が激しいシリコンバレー
一方のIT企業が集まるシリコンバレーでは、地域の平均年収が高いため物価が高騰し、特に家賃が高くて仕事がありながらホームレス(車上生活)になる人が出ているほどです。
日本でこんな格差はありえず、どちらかと言うと「平等に貧しい」を選ぶのでしょう。良いかどうかは別にして。
とは言っても、日本のIT業界にはエンジニアに対してもう少し高い報酬を出すように代わっていって欲しいですけどね。
アメリカの巨大IT企業の日本法人やその本体に人材が流れていってしまうので。