パン(1個)500円時代が来るんじゃないか
コロナ禍の流通停滞や円安を受けて原材料価格が上がっているところに加えて、ロシアのウクライナ侵攻によって小麦などの価格は今後も高騰が予想されています。
2022年4月期の輸入小麦の政府売渡価格は2021年10月期の61,820円から17.3%アップの72,530円。
このペースで価格が上昇いくと2年で倍近くになります。
パン1個130円~200円くらいで売っているお店なら、原材料価格が3倍になったら1個500円にせざるを得ないとなるのでしょうか。
もしも「パン1個500円時代」になったら
では小麦を始めとする原材料費の高騰で「パン1個500円時代」が来たらどうなるでしょうか?
その時に平均給与が3倍・最低賃金が3倍になっていたら大きく変わらないでしょうけど、数年で高騰した場合は追いつけないはず。
しかし500円どころか「パン1個300円」でも街のベーカリーでパンを買う人は減るでしょう。
値上げされてもまだ比較的安い大手メーカーのパンを買ったり、国内生産で影響を受けにくい米を使った食品(おにぎりなど)を食べる人が増えると予想されます。
街のベーカリーが減り、街のおにぎり屋さんが増えるかもしれませんね。
節約生活には麺類の値上げが影響大
私は街のベーカリーはほとんど利用しておりませんが、心配なのは麺類への影響です。
税込20円以下で買える激安のゆでうどんや焼きそば麺(蒸し麺)をよく購入していますが、激安麺ほど原材料費が占める割合が高いので大きく影響を受けます。
と言っても、原材料費(小麦粉)の推測は1玉3~5円なので、これが3倍になっても1玉30円くらい。
ゆでる・蒸すための燃料費や包装費、さらには人件費の高騰の方が大きいかも。
1玉50円くらいは覚悟しておいた方がいいと思いますが、「激安ゆでうどん1玉100円時代」は相当先かな?
また輸入小麦が予想以上の価格高騰した場合には、米粉に切り替える動きが出ると予想しています。
一気に米の需要が増えてもすぐには対応しきれないとは思いますが…