コロナ禍で伸びたチューハイ・カクテル
総務省の家計調査のデータを基にした記事で、コロナ前の2019年との比較です。
これは総務省が「新型コロナウイルス感染症により消費行動に大きな影響が見られた主な品目など-2021年平均-(pdf)」で増減の大きな品目を出しているもの。
食料品関係では、「チューハイ・カクテル」が突出して見えるくらい増えているんですねぇ…
「食事代」と「飲酒代」が大幅減なのは外食・飲み会が減ったためでしょうね。
酒税の影響もあるか?
家呑みならチューハイ・カクテルだけでなくビール類も大きく伸びそうですが、ビール類より安い缶チューハイへ流れたのかも。
2020年→2021年でのチューハイ・カクテルの伸びは、2020年10月から第3ジャンルビールの酒税が上がった影響かなぁ。
これまでアルコール飲料を出してなかった日本コカ・コーラが2019年10月から「檸檬堂」で全国展開するなど、選択肢も増えましたしね。
来年2023年10月には第3ジャンルビールの酒税がまた上がるのでさらに差がつき、「家呑みはチューハイ」にさらに流れそう。
外食・旅行・イベントを控えれば老後は安心
コロナ禍で大きく減少した支出は、外食費の他には旅費交通費、イベント関連の娯楽費でした。
コロナ禍で高齢無職世帯の支出も大きく減り、貯金の取り崩し(赤字)がほぼなくなりましたが、これも外食・旅行・イベントへ行かなくなったためと考えられます。
新型コロナが終息すれば、また外食・旅行・イベントへ行く人が増えると予想されます。
しかし、「老後資金2000万円必要」になるのは外食・旅行・イベントへ頻繁に行った場合であり、コロナ禍同様に控えれば「老後資金55万円必要」になるということ。
老後収支が赤字になる3大要因は「外食・旅行・イベント」であり、これを抑えれば安心できそうです。
つまらない老後になりかねませんし、ずっと家でひきこもっていたら不健康になりそうだし、そう単純な話ではありませんけれど。
とりあえず家でチューハイ飲んで満足できる人は安心できるタイプかと。(飲み過ぎには注意)