「何者にもなれなかった40代、50代」の心の内
当たり前だが、社長・役員となって功成り名を遂げる勤め人はごく少数。それ以外の40代、50代にとって、会社で勝負がついた後の人生の長さが、下手をすると入社から現在までに匹敵するのは悩ましいところ。これまでの会社人生を振り返り、アイデンティティが確立されないまま、定年を迎えることに不安を覚える人も少なくないという。
現実問題としてほとんどの人が「何者にもなれなかった人」です。私も例外ではありません。
ただし結婚して子どもを育てていれば、「親」もしくは「家長」という役割があるので「何者にもなれなかった」と気に病む人が少なかったのかもしれません。
生涯独身の割合が増えたことで、よりクローズアップされているのではないかと。
ロールモデルが存在しない
記事にあるTwitterのまとめはこちらだと思われます。
何者にもなれないのが当たり前なんだ、と割り切ればいいけれど、それでも40代・50代以降の長い人生をどう生きていけばいいのか、キャリア論やロールモデルが存在しないので迷ってしまう。
「何者か」の正解を得ようと、資格の取得や起業・副業指南に走ってしまうとカモにされるだけですし…
FIRE・セミリタイアを目指すのは一つのモデルケース?
以前は「セミリタイアした人はIT業界の人が多い」と感じたことありました。単にブログをやっている人が多くて目立つだけかもしれませんが。
元々IT業界は40代・50代のキャリアが見えにくい業種の代表です。現場で働く場所が少なく、出世できなければ営業などに回るしかなかったり。
私もIT業界にいたからこそ、セミリタイアを一つの選択肢として持っていました。
何者にもなれなさそうな人は、FIRE・セミリタイアは一つのモデルケースとして考えておいてもいいんじゃないかな。
実際、40代・50代で何者にもなれないまま働き続ける自分の姿が想像できない(幸せだと思えない)人が、FIREを目指しているのかも。
40代・50代になってからFIREを目指し始めても大変なので、早めに動いておいた方がいいですけどね。