元気でお金を持っている高齢者が欲しくなるものがない
65歳以上の高齢者は現在約3640万人で、今後も増える。医師の和田秀樹さんは「60代~80代に向けた私の著書が軒並み売れ、多くの高齢の読者に支持されている。出版界は高齢者をターゲットにした本にずっと後ろ向きだったが、風向きが変わった。他の業種も、高齢者が欲しているモノやサービスを提供するべきだ」という――。
日本の個人金融資産は2000兆円を突破したそうですが、世帯主が60歳以上の保有分は7割近いとか。
現役世代は年齢が高いほど老後に備えてお金を貯めているし、60歳定年で退職金をもらってさらに増える構図です。
たくさんお金を持っている世帯と、貯金ゼロ(に近い)世帯で二極化してると思いますが。
それでもそれなりにお金を持っていたり年金をたくさん貰ってる高齢者は結構な数いる割に、サービスが少ないのは間違いないですね。
サービスが全くないわけではないが…
携帯電話会社は高齢者にもスマホを使ってもらおうと頑張っているし、メルカリなどはその高齢者のスマホユーザーを取り込めていたり。
でもテレビの通販やCMはサプリメントとかルーペとかステレオタイプな高齢者向け製品が目立ちますね。
高齢者も含めて楽しめるグルメやエンタメに手を広げたというとジャパネットたかたくらいでしょうか。
従来の家電や家の中で使う物中心から、グルメ商品の通販やクルーズ船の販売まで手掛けるようになっていましたから。
2022年3月からは、無料のBS放送局「BSJapanext」をスタートさせているので、さらに高齢者を取り込むことができそう。
CMの効果が大きいF1層(20~34歳の女性)の視聴率にこだわってきた地上波テレビ局が最もたる存在ですが、もっと高齢者をターゲットにしたチャレンジをしてもいいと思いますね。