「レバナスで大損をしてしまった!」
市場が不安定な時期、投資で気をつけるべきことは何か。経済コラムニストの大江英樹さんは「最近、レバナスで大損してしまったという悲鳴がよく聞こえてきます。レバレッジ型投資信託の落とし穴をよく理解しておく必要があります」という――。
レバナス(2倍)だと昨年11月の最高値から今は約半分まで下落しています。
最高値に近いタイミングで開始した「楽天レバレッジNASDAQ-100(愛称レバナス)」は、基準価額が5000円近い水準になっています。
「100万円が16万円」まではいかなくとも、「100万円が50万円」になった人は結構いそうですね。
盛り上がっていた時期には家族に内緒で学資保険200万円を解約してトリプルを購入する猛者もいて話題になりました。
ブームの背景に投資系インフルエンサー
レバナスブームに一役買っていたと言われているのが投資系インフルエンサーの存在です。
ぐぐると「レバナスに全力投資してFIRE!」などと謳ったり、実践(挑戦)している人が出てきます。
レバナスでも長期に渡って積立ながら保有し続ければ、いつかプラ転する期待があるとは思いますが、強制的に損切りとなる「繰上償還」のリスクがあるんですよね…
レバナス自体は有用な投資信託の一つだと思いますが、FIREをするために全力で突っ込むのはリスクが高い。
ブログやYoutubeでアクセスを集めるには、全力投資した方がわかりやすくていいんでしょうけどね…