週休3日制に関する意識
今回、①現状維持(以下、週休2日制)、②休日は増えるが給料は減額(以下、週休3日制・給料減)、③休日は増えるが1日当たりの労働時間は増加(以下、週休3日制・労働増)の3パターンが選択できる前提で調査したところ、「週休2日で十分に休息が取れている」、「仕事の効率が下がる」という理由から、「週休2日制」を選択する人が過半数となり、週休3日制が注目される中においても、現状の働き方のままで良いと考える人が多いことが明らかになった。
週休2日制で働く800人を対象にした調査結果です。
「現状維持(週休2日のまま)」「週休3日・給料減」「週休3日・1日の労働増・給料維持」の3つの選択肢で聞いているのは考えやすくていいと思いました。
結果としては、「現状維持」が半数超えの56.4%で圧倒的。トップの理由が「週休2日で十分に休息が取れている」で、もっと休みたいとは考えない人が多いんですね。
現状の週休2日でワークライフバランスが取れている人は予想以上に多いのかも?
休みが増えると出費が増えて困る?
一方、「現状維持」を選んだ理由の「休日の出費が多くなる」と答えた人は22.8%で3番目でした。既婚と独身でもほとんど差がありません。
家でのんびり過ごし方が、外で働いて昼食代や飲料代がかかるよりも出費が少なく済むと考えてしまうのですがね。
会社からの補助などがあり昼食代や飲料代があまりかからないいい職場だからなのか、休日は外に出て何かしないと気が済まないタイプの人なのか…
後者のタイプの人は、リタイアして毎日休みになったら出費が増えて大変かもしれませんね。
あくまで「選択的週休3日制」
政府が進めようとしている週休3日制は、あくまで「選択的週休3日制」です。
今回示された3つの選択肢のように、3種類の働き方を従業員それぞれが自由に選択できるのであれば、それぞれの人が幸せに働けます。理想通りにいけば、ですけど。
でも週休2日で満足している人も多いし、今週休2日以下で働いている人を給料を維持したまま週休2日にする方が先かもしれませんね。