経産省が「節ガス」制度の検討開始
経済産業省は、液化天然ガス(LNG)の調達難に備え、都市ガスの消費を抑える仕組みの検討に入る。電力分野ではすでにある制度と同様の制度をガス業界でも導入し、「節ガス」の制度作りを行う。深刻な需給逼迫時には、大口企業に使用制限令を出すことができるようにするかどうかについても検討を行う。
ロシアから輸入していた液化天然ガス(LNG)がなくなる分、他国からの輸入を増やすのも簡単じゃないし、スポット価格は上がってるでしょうし。
輸入量が減る分を「節ガス」でなんとかカバーしようという話ですか。
消費を減らさなければならないのはLNGのみですが、「節ガス」と言うと液化プロパンガス(LPG)まで減らす必要があると勘違いしそう。
LPGはロシアからの輸入はほとんどないはずなので、「節都市ガス」にすべきではないかと。
地方でLPGを使っている人は気にしなくていいんですよ、としっかり伝えてもらいたいですね。
ガスエアコンを使っているところはどうする?
ガスと言えば、調理に使ったりお湯を沸かす(給湯)用途が一般的ですが、冷暖房エアコンでも使われています。
「ガスヒートポンプエアコン」と呼ばれるもので、電力需要抑制に大きく貢献するメリットから導入しているところもあるようです。
ガスエンジンでコンプレッサーを動かして熱交換するのでガスでも冷房ができます。
暖房時はガスエンジンの排熱回収も行うのでさらに効率が高くなります。
今年の冬は電力不足も懸念されますし、ガスエアコンにすればいいぞ、と言いたいところですがそうもいかなくなりました。
ガスエアコンを既に導入しているところはそのまま使い続けるでいいと思いますが。
ガス使用量ではお風呂の割合が大きい
冬場のガス使用量で言えば、なんと言ってもお風呂の割合が大きいです。
これを根本的に減らすには、灯油or重油ボイラー使用の銭湯に行くことですかね?
1人分のお湯を張るよりも、複数人が入る銭湯の方が1人あたりの効率は高くなるでしょうし、灯油ボイラーなら電気もガスも関係ない。
新型コロナが拡大期に入ったら、あまり銭湯も進められなくなりますが…
1人だけならシャワーで我慢しておきましょう、くらいしかないですね。