半数の人が事故内容と条件次第で「事故物件に住める」
一般的に事件や事故などが発生した事故物件は、不動産選びの選択肢から除外される傾向があると聞きます。全国の10~70代の男女558人に事故物件とそのガイドラインについて聞いたところ、事故物件のイメージについては約6割の人が「安い」と回答しました。また、事故物件に住めるかどうかについては、「事故の内容次第」「物件の条件次第」と回答した人を含めると、約半数が「住める」と回答していたそうです。
事故物件(正式には心理的瑕疵のある物件)を取り扱う「成仏不動産」によるアンケート調査です。
無条件で住めると答えた人と「事故の内容次第」「物件の条件次第」で住めると答えた人を合わせると半数近くになると。
私も「事故の内容次第」ですね。殺人事件現場は流石に抵抗あります。
孤独死は放置された期間にもよるけど、きっちりリフォームしていれば逆にお得感が出てくるかも。
そういう部分も含めて「物件の条件次第」ということかな?
ちなみに、成仏不動産のサイトによると、事故物件売買の相場からの下落は、孤独死が1割減、自死は2~3割減、他殺は5割減だそうです。
「孤独死物件」が最も安心?
アンケートでも、「住むことが可能な事故物件」は「孤独死物件」が最も多く、7割近くにのぼっています。
孤独死物件が起きがちな広さの物件を探しているような人の多くは単身者であり、孤独死を他人事として捉えてないのでしょうかね。
殺人や自殺と比べると、単身世帯が多い日本において孤独死は決して珍しくないことですし(長期間放置は別にして)。
リフォームしているなら逆におトク?
事故物件であるが故、リフォームした上で家賃も安くなっていたらおトク感が増します。
ただ、昨年策定された「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」によって「事案発生から概ね3年が経過した後は、原則として告げなくてもよい」と決まったそうで。
これにより、事故物件と気づかないで(知らされず)住んでいたというケースは結構出てくるかも。
仮に成仏できない霊がその部屋にいたとしても、「知らぬが仏」というオチ?