値上げラッシュで約8割が生活に影響
20代~60代の男女1,047人に訊ねたアンケート調査です。
値上げラッシュで「かなり影響が出た」「少し影響が出た」と答えた人を合わせると77.7%にのぼるという結果。
「全く影響は出なかった」と答えた人が4.3%いますが、どういう生活をされているのかちょっと気になりますね。
値上げ対策は『ポイ活」
「値上げに対してどんな対策をしてる?」という設問に対しては、全ての年代で「ポイ活」がトップという結果です。
若い人ほど「ポイ活」の割合が高くなっていますが、50代・60代にもかなり浸透しているんですね。
「特に何もしていない」も年代によっては上位に入っていますが、これは「ポイ活」も「光熱費の見直し」も「資産運用」も既にやっていて、もうやることがないという意味なのかもしれません。
1%のポイント還元では足りない
最近の消費者物価指数の上昇率は2%を超えてきています。
東京都区部の物価上昇率は2.6%になっているとか…
これに対して、クレジットカードやキャッシュレス決済のポイント還元は、通常0.5~1%くらい。
2%を超える物価上昇率の半分くらいなので、対策の一部にはなってもこれでは足りないのですよね。
ポイ活をやってなかった人が始めたらそれは収入増になりますが、翌年以降は増えるわけでもなく。
昨今の値上げがこのペースのまま続かないことを祈りたいですね。
収入を増やそうとは考えていない?
「収入を増やすために行っていること」について訊ねたところ、「特になし」が全年代でトップ。
副業はしたくてもできない人も多いのかな。忙しくて到底できない人も含めて。
大企業に勤めていて、特に何もしなくても賃上げしてもらえる人もいるのでしょうけど。
賃金が上がらないことによるデフレ圧力と、資源高や円安によりインフレ圧力がせめぎ合った結果、どういう形になるのやら…