貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

おひとりさまの老後生活費 女性は老後の食費が増える

おひとりさまの貯蓄と支出

limo.media

40歳代・50歳代の単身世帯の金融資産保有額は、いつものように平均値と中央値が大きく違う数字で、分布も幅広い結果です。

こちらの結果はあまり興味はありませんが、単身世帯の家計収支の方は、男女・年齢階級別の結果が公表されているので興味深いです。

2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果(pdf)』より

男女,年齢階級別消費支出の費目構成(単身世帯)

現役時代(40歳代~60歳代)は男性の方が食費の割合が多いのに、70歳代・80歳代では女性の方が食費の割合が多いという結果です。

女性は老後の方が食にお金をかけている

老後の食費の割合(=エンゲル係数)が増えていくのは、収入が減ることが最大要因です。

食費の割合だけではなく、金額としてみるとどうなるか気になったので、「食料」と「外食」を足した割合から算出してみました。

  • 男性
    40歳未満:39592円(25.6%)
    40歳代:43879円(25.8%)
    50歳代:47525円(26.1%)
    60歳代:45786円(26.4%)
    70歳代:41968円(28.2%)
    80歳以上:39991円(26.7%)
  • 女性
    40歳未満:33045円(20.6%)
    40歳代:35050円(21.2%)
    50歳代:35239円(20.0%)
    60歳代:39084円(22.8%)
    70歳代:41527円(28.1%)
    80歳以上:39576円(29.3%)

男性は現役時代より老後の方が食費が下がってます。これは付き合いを含めた外食が減りったり、飲酒量が減っていく影響があるとみられます。

一方、女性は高齢になってからの方が、食費の割合だけでなく金額でも増えているんですね。

食べる量は減っていくと思うんですが、健康を考えてしっかり食べるようにしているのか?

歳を取るほど交通・通信費が減る=外出・遠出はしなくなる傾向から、家で美味しいものを楽しむ方向に舵を切っているのかも。

食費を平均額以下にするのは十分可能

おひとりさまの老後の平均支出額を、そのまま自分もかかると想定すると、14~15万円ですから、年金受給額よりも多くて毎月赤字を覚悟しなければならない、となります。

しかし、「食費は毎月4万円前後かかるのか?」で考えると、節約上級者はもちろん節約中級者でも十分これよりも少なくできるはず。

逆にお金がかかる費目があるかもしれませんが、自分の生活と照らし合わせて、自分の老後の生活費を想定するのがいいでしょう。

老後は栄養不足にならないようにしっかり食べないといけませんし、人生の最後は美味しいものを食べて過ごした方がいいかもしれませんけどね。

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