半数の人が「円安でマイナスの影響を受けた」
株式会社クロス・マーケティングが行っている「新型コロナウイルス生活影響度調査」の第35回目の結果です。
今回は新型コロナよりも、円安での生活影響度の方にスポットをあてた調査のようで、「円安による収入・支出・資産への影響」は半数が「マイナスの影響」と答えていて、年齢が高くなるほどその傾向が強まっています。
支出への影響は円安による値上げでマイナス、海外投資をしている人はプラスもあるかな?
でも海外投資は米国を中心に株価が大きく下がっているので、そのマイナスを軽減してくれてはいるものの、プラス感はあまりないですねぇ。
なので「影響を受けていない・わからない」と答えた人が、半数近くもいるのは意外でした。
若い人ほど「自由に使えるお金」が減っている
1年前と比べ自由に使えるお金の増減についての設問では、「減っている」が全体で33%、若い人ほど高くなっています。
自分の生活費を削って、自分の趣味・オタ活・推し活などに全力で注ぎ込んでいるような人にとっては、円安・値上げによる生活費アップが堪えていそう。
そういう人たちは、既に生活費の節約をきっちりしていて、これ以上の節約が簡単ではなかったりしますから。
そうでなくても、本来は給料が増えて自由に使えるお金が増えていくべき若い人が苦しい生活になっていってるのだとすれば、少子化へつながっていくリスクです。
「支出欲求」が若い人ほど強まっているのは、新型コロナに対する脅威が小さくなっているからだと思いますし、若い人の給料を上げるのが経済への波及効果が大きいでしょうね。
私の「支出欲求」は弱まったまま
私はと言うと、円安は支出の「マイナスの影響」が大きく、投資資産の方は株価自体が下がっていて全くプラスを感じられず、です。
かといって自由に使えるお金が減っているとかはないですが、そもそも「支出欲求」はセミリタイアしてから弱くなっていき、そのままです。
アンケートでも年齢が高くなるにしたがって「支出欲求」は安定か弱まっていってるので、気にしなくてもいいのかな。
株価が少しでも回復して、円安のプラス効果が感じられれば、「支出欲求」が高まるか…というと、おそらく変わらないだろうと思います。
低いままでいいので、できるだけ安定した生活を続けたいですね。