マイナンバーカードで健康保険証廃止へ
「任意のはずが実質強制になるのか」
「なぜそんなに急ぐの?」
「何枚もカードがあるとかさばるので一元化されると便利」
数日前からリークされていましたが、健康保険証を2年後の2024年秋を目標にマイナンバーカードに一本化にするというかなり性急な発表がありました。
マイナンバーカードの保険証利用にはメリットもあります。
健康保険証は持ち歩く前提なのに対してマイナンバーカードは大切に保管して持ち歩かないものじゃなかったの?という疑問があります。
マイナンバーカードは持ち歩くものだ、になるのであれば、紛失・盗難が増えることを前提にしないといけませんね。
ちなみに、マイナンバーカードの再発行について書かれた2020年の記事では、「新規発行と同じ手続きをもう一度やり直す」形で再発行まで1ヶ月かかったそうで…
また健康保険証なら再発行無料なので、マイナンバーカードも年1回までなら無料にするくらいあってもいいかと。
Androidスマホ搭載は2023年5月から
マイナンバーカードの電子証明書機能をAndroidスマホに搭載するのは来年の5月の予定で、iOSへの搭載は検討中だとか。
こちらの方が便利に使えそうですね。カードは持ち歩かなくてもよくて、健康保険証等で利用するに足りるならば。
もちろんスマホの紛失・盗難を前提したシステムにしてもらわないと困りますが、カード本体よりは再発行しやすいかと。
窓口のカードリーダー故障や通信障害時にどうするか?
マイナンバーカードの健康保険証化は、マイナンバーカードのICチップに健康保険加入情報を書き込むのではなく、利用者証明用電子証明書(本人証明)を使ってオンラインで健康保険の資格状況を取得する形です(のはず)。
転職・退職などで健康保険が切り替わったとしても、サーバ側で情報更新されればそれでOKということですね。
利用者側にも健康保険事務にも大きなメリットです。サーバの運営と情報管理はきっちりしてもらわないと困りますが。
一方、医療機関の窓口では専用のカードリーダーが必要で、もし1台しかなくて故障したり、通信障害が起きた時が心配になります。
カードリーダ付のPCやスマホと細い回線でも、簡易な資格確認(資格の存在のみの確認)ができるくらいの冗長性は欲しいですねぇ。