コンテンツ消費に疲れて途中離脱する人たち
自分が使える時間は変わっていないのに、興味あるコンテンツの数は増えるばかり。できることなら気になる作品をすべて見たいが、時間が足りないというジレンマを抱えている人も少なくないのではないか。苦肉の策として、倍速視聴や複数のコンテンツを同時に“ながら見”する人もいるが、それでもすべての作品を最後まで鑑賞するには時間が足りない──。結果として、「完走はあきらめた」という人たちも増えているようだ。そうした人たちは、コンテンツをどのように楽しんでいるのか、当事者たちにその思いを聞いた。
「完走はあきらめた」とか「追っかけるの辞めた」とか、昔っから当たり前の話じゃねーの? としか思わない話ですね。
最近の若い人たちは、「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識して、倍速視聴するという話はありましたが、観なくていいと思ったら途中で切るのもまた選択肢の一つ。
テレビ放送する番組で言えば、オンタイム視聴→録画視聴(等速)→録画視聴(倍速)→ながら視聴→視聴打ち切り、くらいの段階ですねぇ。
それだけコンテンツが多すぎる
私の場合は、アニメの放送本数(特に深夜アニメ)が増えた時期から、2話くらいで見切ってながら視聴や視聴を辞めてました。
長期連載の漫画は追いかけるのを辞めるケースもよくあること。休載が多い作家さんだと忘れてしまったり。
それくらい現在生み出されるコンテンツと、過去の名作的なコンテンツを合わせて多すぎて、全てを追いかけるのは無理なんですよね。
『スタートレック』シリーズは10年前の時点で700時間超え、2016年からはNetflixで新作が独占配信されたのでさらに増えているという…
時間があるセミリタイア生活でも全て追いかけきれない
とは言え、私はセミリタイア生活に入ってから比較的時間がある人間です。
でも動画系コンテンツだけを楽しみたいわけではなく、ライブ(スポーツ)やゲームを楽しむ時間も欲しいので、放送・動画は全てを追いかけず絞っています。
そんな感じなので「早期リタイアなんてしたら暇を持て余す」と言ってる人とは話が噛み合いません。
観れば観るほどお金がかかる時代ならともかく、動画は定額でいくらでも観れちゃう時代ですし。
それが当たり前の時代に育った若い世代は、もっと自分の時間が欲しいと感じてる人が多いのかもしれませんね。