政府・日銀が再び市場介入
21日夜から22日未明にかけて一時、1ドル=144円台まで7円以上、円高ドル安が進む場面があり、政府・日銀がドルを売って円を買う市場介入に踏み切ったとみられます。今後の政府・日銀の対応に市場関係者の警戒感が一層高まっています。
21日深夜の介入は151円台から144円台まで動いていたのですね。
ただ市場が閉まる段階では147円台まで戻っているので、今回も「焼け石に水」と言われてしまうかも?
輸入をしている会社にドルを買う(予約する)チャンスを与えたという点では意味があったと言えるのかな。
FXをやってる個人にとっても、絶好のドル買いのタイミングに映ったかもしれません。
「1ドル=500円」の大暴落が起きる?
市場介入ではこの円安を止めることはできず、またずるずると下がっていきそうで、「1ドル=500円」までの暴落予想まで飛び出しました。
私の母親(80代)は、為替のニュースが流れると必ず「昔はずっと1ドル=360円だったのに」と言います。
1973年に変動相場制に移行するまでは1ドル=360円の固定相場だったので、その時代の感覚が残っているのでしょう。
「1ドル=500円」はともかく、「1ドル=360円」まではその頃を知る高齢者にとっては「昔に戻った」感覚でしかないかも。
まだまだ日本が貧乏だった時代、とも言えますが。
「1ドル=360円」でも凄まじいインフレになる
仮に「1ドル=360円」でも円の価値は今の半分ですから、輸入物価の上昇は凄まじいものがあります。
その前に日銀が金融緩和をやめて利上げをすると、日本の株価が凄まじく下がるのでしょうね。
それも大きな影響があり、日銀はたくさん買ったETFが評価損でバランスシートがえげつない状況になってしまう。
日銀にとってはどっちにしろ地獄が待っているのかな?FRBの利上げが止まれば、円安は一服するとは思いますが…