「友だちがいない」10代は35%、40代は52%
本調査は、全国の18歳から69歳までの男女1,000人(18歳、19歳の10代100人、20代500人、30代以上400人)を対象にアンケート形式で実施しました。調査日は2022年9月8日~9月9日、調査方法はインターネット調査です。
インターネット調査なので、リアルな人間関係薄め・ネット上の人間関係が濃いめの人が多くなっていると推測されます。
それを差し引いても「友だちがいない」に「あてはまる」または「ややあてはまる」と答えた人が20代以上は50%前後と高い数字です。
人間関係が全くないわけではなく、家族や職場の同僚だけという意味だと思いますが。
「ややあてはまる」はどういう意味?
「友だちがいないか?」と問われたら、YesかNoかで答えればいいのに、「ややあてはまる」「あまりあてはまらない」の選択肢があり、そのどちらかを答えている人が圧倒的に多い。
「ややあてはまる」の意味は何かと考えるに、「昔からの友だちとは疎遠になった」ですかね。
30代、40代と歳を重ねていくと仕事が忙しくなったり、転勤があったり、結婚など変化があったりして疎遠になるものですし。
さらにコロナ禍がそれを加速させているのかな、と。
私の場合はセミリタイアしてから友人とは疎遠になったので、アンケート参加していたら「ややあてはまる」と答えていたかも。
疎遠になった理由がちょっとせつない
「疎遠になった理由」に対しては「新型コロナへの考え方の違い」「政治思想の違い」「経済格差」が上位にきています。
リアルな友人が、東日本大震災後に放射能汚染を気にして東日本の食品を食べるのをやたら避けていたのを思い出しました。
コロナ禍だと反ワクチンで突っ走ってる人もいますし、しょうなったら距離を取っちゃうものですよねぇ…
今後はオンラインだけの友だちが増えていく?
一方、「オンラインでしかやり取りしたことのない友だちがいる」は若い人ほど多い傾向がはっきり。
これは時代を感じる結果ですね。今後はどんどんオンラインだけの友だちが増えていくと予想されます。
50代で「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた人は合わせて20%以下ですが、私は「あてはまる」側です。
リアルの友だちがいなくても、オンラインだけの友だちがいて孤独を感じないならいいんじゃないかと。
オンラインの友だちから実際に合ってリアルな友だちになるケースも出てくると思いますが、それもまた良し。