未婚一人っ子たちが抱える「天涯孤独の老後」の不安
老後は誰にとっても心配なもの。老後資金や介護問題など、さまざまな問題がクローズアップされるが、とりわけ不安が大きいのが「未婚一人っ子」だ。両親が亡くなった後は、パートナーや子供、きょうだいがいないことで、「頼れる」人がいなくなる可能性が高くなるからだ。未婚一人っ子たちは、老後不安に対してどのように向き合っているのか、その本音を聞いた。
結婚すれば安心というわけでも、きょうだいがいれば安心というわけでもないけれど、「未婚一人っ子」の不安が大きいのは間違いないでしょう。
介助・介護が不要なくらいに元気なうちは一人で暮らしていけますし、身寄りがいても普段は一人で暮らしていけますが、やはりいざという時に頼れる人がいないのは不安なもの。
賃貸住宅を借りるにしろ、病院に入院するにしろ、親族がいる前提で「身元保証人」を求める仕組みがそのまま残ってますしねぇ。
きょうだいの仲が悪いと…
結婚しても子どもがいないと配偶者に先立たれる可能性があり、子どもがいても離婚して完全に連絡をしなくなるケースもあります。
きょうだいだって仲が悪くて疎遠になることもあります。親の遺産相続で揉めて不仲になったり…
今アニメが放送中の『異世界おじさん』は、トラックにはねられて17歳から17年間意識不明だったおじさんと、その処遇を巡って一家離散したおじさんの姉の子ども(甥)とのストーリーです。
姉はもう会いたくないと言ってたり、甥のたかふみも助ける余裕などなく自立支援の書類だけ渡して距離を取ろうとしていたり。
でもおじさんが異世界で身につけた能力を知って、これを使ってYoutubeで稼いでいけると考えて同居するのでちゃっかりしてます。
それでも2人で仲良くゲームしながら生活しているのは、ウマが合っているのか、小さな頃に一緒に遊んでくれていたおじさんだからかな?
私も姉と甥がいるけれど
私も姉と甥っ子がいて、甥っ子とは年齢が30歳くらい離れてますが、子どもの頃は一緒にゲームをしたりしてたので異世界おじさんのポジションです。
でも姉や甥を頼れるかというと、それはちょっとしにくいですね。特に長期で面倒をみてもらうようなことは。
手続き上自分一人ではできないとか、自分が死んだ後の処理・手続きだけは頼ることになるでしょうけど、業者任せにできる程度にはお金を残しておきたい。
そういった手続きや後始末をやってくれる仕組みを、民間の保険会社や弁護士、行政で作ってくれたらいいんですけど。