アメリカ人の過半数が「次世代の生活が現在より向上するとは思わない」
・最新のギャラップ調査で、アメリカ人は経済の先行きについて楽観的ではないことが判明した。楽観的に見る人の割合は史上最低レベルになっている。
・この調査で「次世代の生活が現在より向上すると思うか?」という質問に対し、回答者の過半数が「そうは思わない」との考えを示した。
・楽観的に見る人の減少幅は、特に共和党支持者や高所得層で大きかった。
日本のように人口減少をしているなら、先行きが悲観的になるのもしょうがないと思いますが、アメリカでも悲観的とは…
新型コロナがあり、ヨーロッパで戦争(紛争)が起き、さらに急激なインフレの影響もあって楽観的ではいられませんかね。
アメリカではマスクを外すようになってて新型コロナはもう収束ムードのような印象でしたけど。
高所得層の方がより悲観的
高所得層の方が楽観的に考えている人が減っているというのは、深刻さを感じます。
日本やアメリカを含めた先進国では中間層の実質所得が伸びず、富裕層が伸びていて、それを示した「エレファントカーブ」が話題になりました。
楽観的に見る人の減少幅が高所得者で大きいのは、「高所得者」の範囲が富裕層だけでなく、中間層の上の方も含まれているからかも?
でも悲観的な人が増えるとまた景気が悪くなりかねないですね。
アメリカの株価も上がらなくなるかな、と心配もありますが、今の株式市場は不景気になって金融緩和すれば大きく上がるのでちょっと違うか。
一方、低所得者の半数以上が将来的な経済状況に明るい見方をしているとのことなので、下の方から底上げされる方向であれば悪くないのかも。