埼玉県秩父で古民家がズラリと並ぶ不夜城
年末年始のテレビは面白い番組もあれば、全くつまらないしCM挟みすぎの番組もありピンキリです。
その中で年末ちょっと気になった番組は『不夜城はなぜ回る プジョルジョDが行く!日本の年末一斉調査SP』の中の「埼玉県秩父で古民家がズラリと並ぶ不夜城」でした。
自ら作った古民家模型を展示する「哀愁のふるさと館」の逸見雄一館長の話が面白かったからです。
(番組はしばらくTVerで観れます)
親が亡くなって入った保険金6000万円で古民家模型作りに没頭
逸見館長は18歳からひたすら古民家模型を作り続けて50年にもなるという方で、若い頃は大手メーカーで働きながら古民家模型を作っていた時期もあったそうです。
親が交通事故でなくなり保険金6000万円が入ったことから、28歳で会社を辞めて自分の時間を全て注ぎ込んで古民家模型作りをしてきたと。
6000万円を手に入れて早期退職して自分のやりたいことをやるなんて、まさにFIREじゃないか!と思ってしまいますが、この方の古民家模型作りはとにかく半端ない。
古民家模型の制作のために大工や石垣などのプロから教わったり、必要な材料を手に入れるために奔走したり…
休みなく模型作りに没頭し、相当なお金をかけて作っていて、その結果資金が底を尽きかけて死まで覚悟したとか。
10年くらい前に古民家模型作りの弟子だった女性と結婚して、妻のサポートもあり古民家模型作りを続けているということでした。
ライフワークを続けるのも簡単ではない
「FIREして自由に生きる」はお金さえあれば簡単そうに見えますが、やりたいこと次第ですね。
やりたいことがない方がお金がかからず生きていけますが、それが幸せとも思えない。すぐに飽きて「FIRE卒業」の可能性も高い。
かといってライフワークがあるのが幸せと単純には言えない。それでもここまでのめり込めるものがある逸見館長がちょっと羨ましくもあり。
作った作品が高く評価されて欲しいですね。今は最後の作品を作っているそうで、思い通りの作品に仕上がることを祈ります。