「超・階級社会 貧困ニッポンの断末魔」
『週刊ダイヤモンド』1月21日号の第一特集は「超・階級社会 貧困ニッポンの断末魔」です。日本はついに「超・階級社会」を迎えようとしています。アベノミクスは「勝ち組」と「負け組」をはっきり分け、日本を“1億総下流”社会へと変えました。さらに大規模階層調査の最新データが明かすのは、“コロナショック”による階級格差のさらなる拡大です。為替相場の激変やインフレも直撃し、「日本版カースト」は苛烈化しています。「貧国ニッポン」の実像をお届けします。
まぁなんとも刺激的なタイトルですね。
ただ、ネット(5ch)で生まれた「上級国民」はお金持ちそのものを意味する言葉ではないのですけどね。
「上級国民」は東京五輪のエンブレム騒動の時に武藤敏郎事務総長が「一般国民」と発言したことからその対義語として生まれたネットスラングです。
今回もその対になる言葉として「下級国民」と書いちゃってますが、それなら元々ある上流・下流階級や上層・下層階級と言えばいいのに。
下手にネットスラングを使って注目を集めようとしちゃった感がちょっと残念です。
「トリクルダウンは起きなかった」
日本における階級格差の拡大が進んだのは、岸田首相が念頭会見で「トリクルダウン(経済活性化による利益の再分配)は起きなかった」と言った通り。
「上級国民」ではないけれどうまく投資していた人は利益を得て、そうでない大多数の人との差が広がってしまった。
その結果として起きることとしてさまざまなものが考えられますが、一番怖いのは治安の悪化ですね。
本当の「上級国民」ならともかく、多少のお金持ちレベルでは治安悪化の影響でのマイナス面は無視できるレベルじゃないかも。犯罪の対象になってしまいますから。
もちろん下層は生活すること自体が大変ですし、特に医療・健康面で差がつく可能性が高い。
長生きできなくてもいいけど、なんとか知恵をふり絞って生きていくしかないですねぇ…