「厚生年金の受給額」ひと月10万円未満の女性は多い
タイトルだけ見ると月10万円未満で生活する女性は大変そう…と感じてしまいますが、今の高齢者は未婚女性は少ないので、月10万円未満で生活する未婚女性は多くはないはず。
年金を合わせると22万円の夫婦の場合、夫が14万円・妻が8万円といったケースなどが考えられるわけで。
その場合の老後に向けた対策としては、「夫に先立たれた場合」も考えておくべきではないかと。
自分の年金か、遺族年金か
年金が月10万円未満の女性が夫に先立たれた場合、残りの人生を自分の年金(月10万円未満)で生活していかなければならないわけではありません。
遺族年金を選択することも可能です。遺族年金を選んば場合は自分の年金はもらえない、二者択一になります。(1人1年金の原則)
自分の老齢基礎年金+遺族厚生年金を受け取ることは可能で、この場合は自分の老齢厚生年金と遺族厚生年金の二者択一ですね。
どちらがより多くもらえるかで選択すればいいでしょう。
夫の収入との差が大きい場合には遺族年金の方がいいですが、共働きで同じくらいの収入であれば自分の年金をもらった方が年金額が大きくなります。
そうなった時の生活費についてシミュレーションしておくことも必要かな。
なお遺族年金は所得税も相続税も課税されません。これも専業主婦が有利な仕組みに見えますね…
年金月10万円未満の人は今後増えていく
2020年の50歳未婚率は男性28.25%・女性17.81%まで増加しており、年金が月10万円未満の独身男女は今後増えていくと予想されます。
私もその一人です。
未婚では遺族年金もありませんから、少ない年金で生きていかねばならない人が一定数います。
生活費が足りないと感じる人は、貯金を増やしておいたり働き続けて繰下げ受給を考えておいた方がいいですね。