40〜50歳代「おひとりさまの平均貯蓄額」
前にも同じような記事があり、それをネタにブログ記事を書いた記憶があるなーと思ったので調べてみれば、やはりありました。
2021年11月の記事で、基にするデータも金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」の令和2年調査によるものですね。
令和2年(2020年)と令和3年(2021年)でどう変化したかを見てみたいと思います。
平均値・中央値ともに増加
まず40歳代・単身世帯の金融資産保有額のデータは
- 平均666万円・中央値40万円→平均818万円・中央値92万円
- 金融資産非保有:35.5%→35.7%
金融資産非保有世帯がわずかに増えていますが、中央値は大きく増えました。
コロナ禍の1年目ですから、外出(旅行や外食)を減らした結果、支出が減って貯蓄が増えたと考えられます。
もちろん10万円の特別給付金も影響を及ぼしているでしょう。
50歳代・単身世帯のデータも同様で、こちらは金融資産非保有の割合が減少しています。
- 平均924万円・中央値30万円→平均1067万円・中央値130万円
- 金融資産非保有:41.0%→35.7%
将来の不安から貯蓄に向かったのかもしれませんね。
独身おじさんは寿命が短いから少なくても安心?
記事にあるように、高齢無職単身世帯の毎月の収支は赤字額が1万円以下になっています。
老後30年生きるとしても取り崩しのために用意しておくべき貯蓄額は300万円ほど。まぁインフレが怖いですけれど。
そもそも独身おじさん(未婚男性)の死亡年齢の中央値は67歳なので、30年生きる想定をして不安に思ってもしょうがない。
独身おじさんは67歳くらいで死ぬ想定もしつつ、30年とは言わないまでも多少の長生きをする想定もしなくてはなりません。
私も含めて、独身おじさんにとっては悩ましい話ですね。