人生の中でも「もっとも幸せな働き方」ができるのは定年後
定年後は、「お金のため」「家族のため」「競争」から解放されて働くことができて、「自分のため」「人のため」に働くことができると。
「働かない」という選択肢はないんかい!とツッコミを入れたくなりますが、それはさておき…
FIRE(早期リタイア)やセミリタイア・ダウンシフトするのは、「お金のため」「競争」からの解放を求めてのことですし、幸せな働き方ができるのは理想の一つでしょう。
継続雇用制度があれば75.6%の人が利用する
厚生労働省の調査『平成20年高年齢者雇用実態調査結果の概況』によると
定年制がある事業所で継続雇用制度がある事業所の過去1年間の定年到達者についてみると、勤務延長者の割合は19.6%(前回調査26.4%)、再雇用者の割合は56.0%(同41.8%)となっている。
となっており、継続雇用制度があれば75.6%の人が定年到達後も勤務延長や再雇用で同じ職場で働いています。
継続雇用制度があるのはある程度大きな企業・事業所なので、居心地が良いからそのまま働き続けるのでしょうか。
定年後に今までとは違う職場・職種で働くのも、うまくできるか・馴染めるかという心配もありますからそのままの方がいいと感じるでしょうし。
「お金のため」から解放されて、同じ職場で楽に働けるのが一番いいのかな。残業しなくていい、週3日行くだけでもいいなど。
再雇用がうまくいかないケース
ただ再雇用も役職・権限を失ったことで戸惑ったり、同じ会社でも違う職場で働くことになってうまくいかないケースもあります。
「定年後の理想的な働き方」を求めすぎると、そうならなかった時につらいし、それならいっそ「働かない」ほうが幸せになれるかもしれない。
「~のため」に働こう・何かをしようなどと意識しすぎるとろくでもないことになりかねないので。
生活のために働く人が多く、働かないと他にすることがない人もいるのが現実だと思いますけれど…