定年退職で「さん付け」になって不機嫌に
「偉そう」で成功を収めているかのように見える人は確かにいます。しかし、彼らが豊かで愉快な人間関係を構築できているとは思えません。
定年退職で肩書がなくなり「さん付け」になって不機嫌になる人ってそんなにいるのかかなぁ…
仕事以外の場面、例えば病院に行った時などは若い医師からもさん付けで呼ばれるでしょうし。
ただ、これまで肩書で呼んでくれていた職場の部下や取引先の人から、急に「さん付け」になった時はショックがあるかもしれません。
下に見ていた人たちと同じところまで落ちるようなものですから。
肩書で「自分は偉い」と勘違いしていただけ
大企業の上の方の役職になると「自分は偉い」と勘違いしがちですが、それは会社の看板があってのこと。
医者や教師も「先生」と呼ばれ続けて勘違いする人がいます。
医学部生が学生時代から家庭教師のバイトで「先生」と言われ、そのまま卒業したらずっと「先生」と呼ばれる人生になり、勘違いをしやすいと…
勘違いする人ばかりではありませんが、狭い世界にどっぷり浸かっていると、その中の常識が世間の常識みたいに思ってしまう人がいるのも事実です。
自分の肩書とは全く関係のない、他の世界に触れておくことは、仕事をする上でも定年後のことを考えてもプラスになると思います。
「~くん」と呼ばれるのはちょっとうれしい
偉そうな人にとっては、若い人から「くん付け」で呼ばれるのは、「さん付け」よりもずっと抵抗があると思います。
確かにあまりよく知らない相手から「くん付け」されると、馴れ馴れしい印象にはなります。
私もネットで話した相手(かなり若いであろう人)から言われたことがあります。
嫌な気持ちが半分ですが、「俺、若く見られてる?」と考えるとちょっとうれしくなりました。
趣味の世界ですし、よそよそしく扱われるよりはいいじゃないか、と思うわけです。
そういう状況に耐えられないと、定年後は大変かもしれませんね。