年金生活者 節約のリアル
逼迫（ひっぱく）する家計に不安を抱える年金生活の80代夫婦を取材。エアコンなし、スマホもなし…キムチを食べ、“暖”を取るなど、涙ぐましい節約術が…。
先行きが見えない物価上昇が続くなか、話題を呼んだ「老後2000万円問題」。改めて専門家が再試算すると、“2800万円”必要という結果に…。見直すべき節約ポイントについても、専門家が解説します。
暑い夏も寒い冬もエアコンレス生活とはちょっと心配になりますが、「コタツもどき」はホットカーペットなので節約になっていないような？
電子レンジは電気代が高いと言ってますが、野菜などを茹でるならば電子レンジの方が節約になるし、栄養価も残ったり。
エアコンレス生活も、高齢者に多い「エアコンはとにかく高い」という昔のイメージを強く持ち過ぎた結果じゃないかという印象があります。
古いエアコンを今でも使っていて、高くて使えないということかもしれません。
家賃が4万円、さらに医療費が多くかかっているとは言え、年金収入19万円は決して低いレベルではなく、平均より3万円少ないくらい。
エアコンを我慢するほどの苦しい節約しなくてもいいレベルだと思うんですがねぇ…
物価高で老後資金の必要額は2800万円？
2019年に金融庁が発表した「老後資金2000万円必要」問題に、最近の物価高をプラスすると「老後資金2800万円必要」になってしまうと。
最新の環境で試算しなおすというのであれば、2020年の家計調査では高齢無職夫婦世帯の家計の赤字額は大きく減って、そもそも「老後資金2000万円必要」問題自体がなくなっているのですが…
年金生活者の厳しさ・切実さを伝えようと極端な我慢の節約をしている世帯を取材し、厳しさを感じる数字をひねり出したというところでしょうか。
特殊なケースすぎて逆に切実さが伝わりにくくなってるんじゃないかと…
節約よりも健康を優先すべき
エアコンレス生活を送る82歳の夫婦は、食費に月5万円かけているというからチグハグです。
極端な食費の節約は健康を害する可能性がありますが、エアコンレスも危険です。
アドバイスすべきは、健康を優先することと、そのための正しい節約知識で行動することじゃないかなぁ。
猛暑でエアコンレスは本当に危ないですからね。
