「ChatGPTで執筆した書籍」が大量に販売
OpenAIが開発したチャットAI「ChatGPT」は非常に高い性能を備えていることから大きな注目を集めていますが、ChatGPTを利用したと思われる盗作小説が急増するなど、社会的な問題も発生しています。そんな中、「ChatGPTを用いて短時間で執筆した書籍」がAmazonに大量出品されている現状について、海外メディアが報じています。
Amazonの電子書籍の出品はイニシャルコストが低いし、Unlimitedで0円の設定なら気になって購入(Unlimited契約者なら0円)して読んでくれればわずかでもお金が入りますからね。
ChatGPTが出現する前からUnlimitedで0円の書籍は濫造されていたし、クラウドワーキングサイトでは執筆依頼(1文字0.1円以下)がありました。
元々レッドオーシャン化していた市場が、ChatGPTでさらにレッドオーシャン化しているのかもしれませんね。
「ChatGPTでブログ記事を無限生成」
ニュース原稿をAIに書かせているという話はかなり前からありましたし、ブログ記事などはAIで代替しやすい分野の一つでしょう。
記事の最後を「いかがでしたか?」で締める、いわゆるトレンドブログなどは中身が薄くていいので、まさにAIで生成した方が安くて早くできます。
節約・マネー系サイトで溢れる「お金が貯まる人の共通点5つ」なんて記事もAI向き。試しにChatGPTさんに聞いてみたら、見事な答えが返ってきました。
よく記事でみかけるような内容ですねぇ。ネット上にある大量のその手の記事を基にしてるから当然なんですが。
ChatGPTよりも面白いブログ記事を書くには
現状のChatGPTはどういうものかというと、以下の記事の「とりあえずそれっぽいことを表面的に語るだけ」がしっくりきます。
一方で「人間よりもマシに見えてしまうケースがある」と言うように、それっぽいことを語るだけなら十分機能します。
それっぽいことを語った記事が溢れるブログ・ネット記事においては、ChatGPTに書いてもらえば十分と言えてしまう。
つまり、ChatGPTよりも面白いブログを書きたければ、それっぽいことを表面的に語っているだけではダメ。
斬新な切り口で語るとか、個性のある見方を提供するとかがないと、ChatGPTに書かせる大量のブログ記事・書籍に埋もれてしまいます。
ブログはオワコンと言われて久しいですが、さらに厳しい時代ですね…