欧米の富裕層はタワーマンションに住まない?
欧米の富裕層はタワーマンションに住みたがらないとしていますが、国・地域によって、あるいは欧州と北米によって違うのではないかと。
わかりやすい例で言えば、トランプ元アメリカ大統領が保有するトランプ・ワールド・タワーなどの高級マンションの存在です。
元マイクロソフトのビル・ゲイツ氏ら、富裕層が住んでいるそうですから。
マンション最上階のペントハウスに住むのがセレブの一つのステイタスでしたし。代々続く富裕層は住まないでしょうけどね。
逆に欧州の古い都市など、景観を護る法律がある大都市ではタワマンを建てられません。
日本でも京都ではタワマンがありません。建てるとしたら郊外になるため、わざわざ辺鄙な場所のタワマンに住もうとは思わないわけで。
停電どころか下水道トラブルのリスクまで
災害や救急を考えた時、タワマンに住むリスクがあるのは事実です。停電どころか下水道トラブルのリスクまでありましたしね。
ただ超高級タワマンはしっかりした対策をしているので、中途半端な高さのマンションの上層階に住む方がリスク高いんじゃないかなぁ。
免震もしっかりしていると思います。いや実際にどんな揺れになるかわかりませんけど。
節税に利用されてきた日本の特殊事情
しかし「日本では階層が上がるほど家賃や資産価値も高くなっていく」というのも事実です。
高い階層ほど人気であるためですが、相続税評価額と大きな乖離があるため節税スキームとして利用され、さらに人気を高めているのではないかと。
しかしこの節税は令和5年度の税制改正により塞がれてしまう模様。
節税対策として買うメリットがなくなり、人気が下がるためタワマンの低層と高層の価格差は今ほどではなくなりそう。
とは言え日本におけるタワマンは、タワマン文学の存在があるように「憧れの存在」として在り続けるでしょう。たぶん。