資産運用に失敗し「FIREを卒業した」57歳投資家の苦悩
昨今たびたび話題となる、「FIRE」。会社に縛られない生活に憧れ、FIREを夢見る兼業投資家もいるだろう。しかし最近、FIREを見事成功させたにも関わらず自ら再び会社勤務に戻って働く、すなわち「FIRE卒業」をする人が増えているという。望んでFIREしたはずなのに、いったいなぜ「FIRE卒業」してしまうのだろうか。
不動産投資でキャッシュフローを確保してFIREしながらも、想定外の状況に陥ったため「FIRE卒業」した2人の投資家が登場し、最後には税理士が「安易なFIRE」に注意を呼びかけるという構成。
1人目の投資家は、アパート6棟49室と区分マンション1戸を保有。コロナ禍で空室が増えてピンチになり、さらに株式投資やFXに手を出して損失が1000万円と…
銀行から借りたお金の返済をしながらの不動産投資だとすると、FIREの「Financial Independence」が成立してないので、FIREじゃなくて脱サラしての不動産経営(起業)に見えます。
2人目の投資家は物件の修繕費がかかりそうなので念のため働くという感じなので、FIREと言えるのかな?
やっぱり違和感がある「FIRE卒業」
それよりも違和感があるのが、「FIRE卒業」という言葉。
昨年「FIRE卒業」が話題になった時にも言われたことですが、あの時のきっかけは働かない生活が退屈だというものなのでまだわからないでもなかったです。
しかし金銭的にピンチだからと再就職するのまで「FIRE卒業」と言ったら流石に違和感がありすぎ。
一時的に働くのであれば「FIRE休学」「FIRE休止」「FIRE中断」くらいが適当だし、60歳や65歳まで働くというなら「FIRE中退」「FIRE撤退」「FIRE断念」「FIRE失敗」くらいでもいいのに。
どれもしっくりこないから、一番耳ざわりのいい「FIRE卒業」が今後も使われそうですね…
にほんブログ村にはかなり前から「FIRE志望者」「FIRE達成者」というカテゴリーが作られていますが、「FIRE卒業者」もできたりして…