「自己決定」こそが必要な技術
ここ数年で出版された多くの「FIRE」関連書籍の多くで謳い文句として使われているのが、「自由を得る」「自由になる」「自由な生き方」といったキーワード。
FIREの「FI(Financial Independence)」を「経済的自由」と訳すケースも多いですしね。
一方「FIRE卒業」と称して、金銭的に不安はない経済的自由があるまま再び労働に戻る人もいます。
それを自分で選ぶことができるのもまた「自由な生き方」だと言えます。それこそまさにこの記事で言っている「自己決定」なのでしょう。
「自己決定」には、「選択肢を複数持つ」ことと「最適な選択をする」ことが求められると言っている通り、FIREによって選択肢が増えているわけですし。
「FIRE卒業」が最適な選択でなかったとしても、いつでも軌道修正すればいいですしね。
FIREしなくても「自由に生きる」ことはできる
逆に言えば、FIREしなくても、あるいはフリーランスや経営者にならなくても、自由に生きることはできる。
「FIREで自由に」「脱サラして自由に」などの他人の言葉を強く受けすぎて行動するのは、「自己決定」からずれているのではないかと。
FIREするために、それまでの間を我慢に我慢を重ねてただお金を貯めるだけに使ってしまっては、FIREするまでが不自由すぎます。
FIREも本来のものから「○○FIRE」といった派生版が多数生まれていますが、それはそれで選択肢が増えたという点では良いことだと思います。
「自分流FIRE」で自由な生き方ができるのであれば、それでいいんじゃないでしょうか。
私も「自分流セミリタイア」なので、他の人からはどう思われても、自分が自由だと思えればいいという考え方です。