GWはSNS投稿に注意
GW真っ只中、今年はコロナ前の水準にかなり近いくらいお出かけする人が多いようですが、SNSでそれをリアルタイムで投稿していると、家が留守だとわかってしまうので注意を促す記事です。
帰ってきてからゆっくり投稿するならいいのでしょうけど、SNSはリアルタイムで上げたくなるものですからねぇ…
刑法犯は20年ぶりに増加
ちなみに、2022年の刑法犯認知件数は20年ぶりの増加となりました。ピークの2002年と較べると件数は5分の1レベル。
でもニュースで騒がれたり、その内容にもよるのだと思いますが、アンケートを取ると「最近治安が悪くなった」と答える人が多いのはいつものこと。
いわゆる「体感治安の悪化」というやつですが、最近では闇バイトを使った連続強盗事件などがあり怖さを感じます。
2002年が刑法犯認知件数のピークである原因
そもそも2002年頃にこれだけ刑法犯認知件数が高くなっていた、つまり治安が悪化していたというイメージを持つ人は多くないかもしれません。
どうしてこれだけ急増して急減したのかを調べてみると、最大の原因は「車上狙い」にあったようです。
2013年の論文「なぜ犯罪は減少しているのか (課題研究 犯罪率の低下は,日本社会の何を物語るのか?)」(浜井 浩一)でその分析がありました。
2002年前後で増減したのは窃盗犯であり、中でも「車上狙い」が2002年まで急増してその後に急減しています。自転車盗なども影響しているようです。
そう言えば、私も1998年か1999年に車上狙いに遭ってました。なるほど、ちょうど増えていた時期だったわけですね…
クレジットカードと健康保険証だけ抜き取られる手口で、金銭的な実害はなかったのが幸いでした。(再発行の手間はかかった)
車上狙いは車を持たない人にはわかりにくいし、バイク盗や自転車盗などは身近にありすぎて治安の悪化と感じていなかったかもしれません。
車上狙い対策のアラームが普及したり、自転車は防犯登録されたり、警察のパトロール強化、さらには防犯カメラの普及もあって減少していったのでしょう。
凶悪犯が増えなければいいが…
体感治安に影響するのは、凶悪犯の数およびその報道内容によると思います。
その点で今回の連続強盗事件は怖さがあります。強盗犯も2002年頃をピークに認知件数は減っているのですが。
2002年頃まで犯罪が増えた理由がバブルが弾けた後の不景気によるものだとするならば、コロナ禍の不景気でまた犯罪が増えていってもおかしくありません。
街中に防犯カメラが増えるのは嬉しいものではありませんが、致し方ないことですね。