現在の暮らし向き「中の下」または「下」と思う人が46%
現在の暮らし向きを上中下の9段階で聴取し、3つのグループにまとめた。「中の下+下」は46%と多くを占め、「中の中」は29%、「上+中の上」は25%であった。30代と40代は「中の下+下」が48~49%とほぼ半数。
クロス・マーケティングが全国の18~79歳の男女1万人を対象に行った調査です。
現在の暮らし向きについて、上中下の中でさらに上中下に分けた9段階で聴取した上で、3つのグループ「上の上中下+中の上」「中の中」「中の下+下の上中下」に分けたと。
9段階で聴取したのに、どうして「上・中・下」の3つずつに分けないのか?
ちょっとおかしな分け方だと感じずにはいられません。
さらに「中の中」は29%と、9段階のうちの1つが3割近くを占めていることから考えると、「上・中・下」で分けると中がかなり占めてしまったのではないか、と推察できます。
「一億総中流」意識の名残り?
気になったので、レポートをダウンロードして確認してみました。
すると全体を上中下それぞれ3段階ずつで分けると、上6.1%・中69.2%・下24.7%という結果になっていました。
約7割が自分を「中流」だと考えているという結果で、かつての「一億総中流」意識の名残りでしょうか。
年代別でみると、中の割合が最も少ないのは30代で、年代が上がるにつれて増えていってます。
最も少ない30代ですら中は65%もあるので、そう思えるだけ日本はまだまだ豊かで幸せと言えるかも。
まぁそう思いたいという願望で回答している人もいれば、国内で相対的に考えて中を選んだだけなのかもしれません。
一方、「収入の余裕」を訊ねた質問では、普通がない4段階のためか「あまり余裕がない」「全然余裕がない」の下半分が6割超という結果で、こっちが現実を表しているのかなぁ…
今の私の暮らし向きは「下」
今のセミリタイア生活の暮らし向きを聞かれたら迷わず「下(下の中)」と答えます。でも「生活満足度」はかなり高い数字を答えます。
もし中であることを望むなら、働き続けるしかありませんが、働き続けると「生活満足度」や「自分の時間のゆとり」が下がってしまう。(どちらもアンケートで聞いている項目です)
だから暮らし向きが「下」なのは気にしません。
中であろうと無理をして、支出が増えて貯金が減ってしまうのが一番怖いですから…