夫婦高齢者無職世帯の食費は平均7万円超
そこで本記事では65歳以上の無職夫婦世帯に着目し、貯蓄や年金、支出などのリアルな老後生活を確認していきます。
2023年家計調査の「65歳以上の夫婦のみの無職世帯」の家計収支から、その内訳が書かれていますが、食費は7万2930円で交通・通信費は3万729円となっています。
食費はおそらく外食費も含んでいると思いますが、7万2930円を高いと見るかそれくらいが普通と見るか。
節約家なら食費を半分にできそう
買物上手・自炊上手な節約家の方なら「半分にできるよ!」と言えるレベルかもしれません。
仮に半分にできて3万6500円を削減できれば、毎月の赤字の3万7916円のほとんどをなくすことができます。
毎月1500円赤字を65歳から30年間続くとすれば、老後必要なお金は54万円ですかね?
3万円以上かかっている交通・通信費も、格安SIMなどで大幅削減の余地がありそうです。
家計調査のデータは「最低限の生活の絶対防衛ライン」ではなく、余裕のある生活を送っている人も含めた平均支出ですからん。
老後は食事が楽しみに
一方、このデータは老後は食事が最大の楽しみになっていることを示しているのかもしれません。
足腰を悪くして旅行やイベントに行けなくなった時、自宅や近所で楽しめるのが食事なわけで、お金をかけられるのが食事になっていくということです。
友人関係についても、会食(外食)の機会が重要になってくるでしょうし。
食材費にあまりお金をかけずに美味しい料理を作れる自炊能力があると、老後のお金の心配が少なく幸せに過ごせそう。
簡単に言っちゃいましたが、難しいことですよね…