「なるようになるケセラセラ」
「ケセラセラ」はフランス語のイメージがありますが、「なるようになる」という意味のスペイン語です。
「ケセラセラ」でぐぐると、今話題のMrs. GREEN APPLEの曲が出てきます。去年のレコード大賞を受賞しているんですね(知らなかった)。
ヒッチコックの『知りすぎていた男』で使われた歌のほうなら知っているんですけれど。
「毎日を楽しく過ごすにはお金は必要ない」
さて、本題は「All Aboutマネー」の年金エピソード記事ですが、年金15万円・支出13万円で暮らす69歳男性です。
最近は現在の年金額について「満足している」と答えるケースが増えているようで、これもその一つ。
そういうエピソードの投稿が増えているのか、バランスを取っているのかわかりませんが。
「物事を悪く考えない」ケセラセラの精神のおかげで「毎日を楽しく過ごすにはお金はさほど必要ない」と言えるのかも。
ただ、「全国家計構造調査(2019年)」によると高齢無職単身男性の年金収入は平均15万円、支出は14万3千円ほどです。
この男性のケースは、この平均に近い(支出がやや低い)数字で、決して特別なことはしていない人だと思います。
繰り上げ受給している60歳のケースは…
こちらも現在の年金額に「満足している」と回答している60歳男性のケースですが、その詳細はちょっと不可解です。
繰り上げ受給で年金額は13万8千円。24.0%減額されてこの額だとすると、65歳から受給するなら18万円以上貰えていたはず。
年金18万円は現役時代に相当年収が高かったはずですが、リタイア前の年収が250万円で貯金もほぼなし。
それでいて支出は月2万円という謎が多いエピソードですね。
物価が高騰して不安だというなら、どうして繰り上げ受給したのか問いただしたくなりますし。
ということで、記事の中身には「満足していない」という感想でした。