リタイア後の“孤立”から抜け出す方法
NHK『日曜討論』ほか数々のメディアに出演し、シニア世代の生き方について持論を展開するライフ&キャリア研究家の楠木新さん(69歳)。人生100年時代を楽しみ尽くすためには、「定年後」だけでなく、「75歳からの生き方」も想定しておく必要があると説きます。楠木さんが10年、500人以上の高齢者に取材を重ねて見えてきた、豊かな晩年のあり方について紹介します。
『定年後』の著者・楠木新氏の記事です。『定年後』の出版は7年前になるんですねぇ。
週7日のうち、3日は働いて1日はボランティア、趣味を活かした活動が2日で学びが週1日など、いくつかを組み合わせれば充実した時間を過ごせるとしています。
それができれば理想的ではありますが、実際それができる人がどれだけいるのかと。
それができる人なら最初から「孤立」なんてしないでしょうし。
「孤立」する人は居場所がなくて彷徨う
居場所を見つけられなくて孤立で悩んでいる人は、いろんなところをかけ持ちする前に、まず一つ居場所を見つけることのほうが先でしょう。
どこかに行けばすぐに居場所が見つかるかというとそう簡単なものでもありません。
孤立というのは、一人でいることよりも、周りに人がいるのに孤立している状態のほうが精神的につらいものですから。
もちろん、一つの居場所に依存するよりも、複数居場所があるほうがいいので、合わせ技一本という考え方は素晴らしいと思います。
趣味は楽しくやればいい
一方、趣味については「趣味を活かした活動」を意識しすぎると、楽しいはずの趣味がつまらなくなる可能性もあります。
一人で楽しむだけのほうが良かったり、ネットで緩く繋がるほうが楽しめる場合もあるもので。
「趣味を活かした活動」のために新しい趣味を探すのも違うと思うので、自分が楽しめるかどうかを優先すべきです。
その上で良い人間関係を築ければラッキーですね。