「老後のひとり暮らしを満喫する人」の共通点
7月10日放送のNHK『クローズアップ現代』のテーマが『死後のこと誰に託しますか?“高齢おひとりさま”に安心を』だったということで、再配信した記事です。
クローズアップ現代の内容は、高齢おひとりさま向けのサポートサービスが増えているものの、監督官庁がなくトラブルが増えている問題を取り上げたものです。
高齢おひとりさま予備軍の自分としては全く他人事ではないので、しかるべき監督をしてもらいたいところです。
高齢者も「自己決定」が幸福度を上げる
「老後のひとり暮らしを満喫する人」の共通点の1つ目は「自己決定」だとしています。
「自己決定」は所得や学歴よりも幸福度に大きく影響するという研究がありましたが、高齢者でも同じだと。
ただ高齢者の場合は、自分でできないことが増えていくので、一人で全てを決定するのはリスクも増えます。
信頼できる人に相談したりアドバイスを受けつつ、最終的に自分で決定するのがベストになるのでしょう。
老化が進むほどに難しくなっていくわけですが…
孤独は楽しむが孤立はしない
もう一つの共通点は「孤独は適度に楽しみながら、孤立はしない」ということ。
孤独と孤立を分けて、所属する組織や誰に依存する状況ではないが、人間関係はゼロにはしないと。
これもよく言われてきた話だし、相談ができるような信頼できる人との関係を残しておけばいい。2つの共通点は絡み合っていますね。
ただそういう人間関係を作れるか、そしてその人も同じように歳を重ねて生き続けてくれるか、ハードルはかなり高いと思います。
その存在はパートナー(配偶者)や家族(子ども含む)が一番だろう、と多くの人が考えそうですし、実際にそうなってる人が多いでしょう。
完全なおひとりさまが、死ぬまで「老後のひとり暮らしを満喫する人」でいるのは難しい。
せめて元気なうちに満喫しておくしかないですね。