無年金者は49万人
厚生労働省の調査によると、無年金者の数は49万人にのぼります。65歳以上の人口が約3,600万人ですから、「無年金率」は約1.3%。高齢者の100人に1人は、年金を1円ももらっていないのが現実です。
無年金者が49万人(約1.3%)が多いかどうかは置いておいて、年金の給付条件が「納付25年以上」から「10年以上」へ短縮されたことで大きく減ったんですよね。
旧社会保険庁が調べたデータ(pdf)によると、2007年(平成19年)4月1日時点の無年金者数は見込みを含めて118万人と推計されていました。
資格期間が10年になったことで、49万人にまで減ったと言えます。
仮に国民年金の納付期間10年のみの場合、40年納付した場合の満額の4分の1しか受け取れないので、生活費としては全く足りないでしょうけど。
足りない部分は生活保護を受けている人も多いと思います。
これから「無年金時代」がやってくる?
若い人が年金に期待していないことからか、非正規雇用が増えためか「これから訪れる無年金時代に備えることは急務」としています。
これから無年金者が増える可能性は高いと思いますが、無年金時代が訪れると言うほど増えるのかはわかりません、
もちろん、年金制度が破綻して無年金時代が到来する可能性もゼロではありませんが。
無年金時代に備えることと言えば、私は「生活保護の受け方を調べておく」が最初に思い浮かびました。
無年金時代に生活保護は受けられるか?
「無年金時代」を年金制度が破綻した世界だと仮定するなら、その世界では生活保護制度も破綻していると考えた方がいいかもしれません。
年金を納めない(免除すら受けない)という形で、自ら無年金を選ぶのであれば、個人としては「無年金時代」を迎えることになりますが。
一方、非正規雇用の増加などで確実に増えると予想されるのは「低年金者」です。
少ない年金で老後をどう生きていくか、老後サバイバル術を身につけるのがいいかもしれません。