「老後はNISAを使ってはいけない」と断言
今、新NISAが大流行ですが、高齢者の方にはNISAはお勧めしていません。なぜならNISAには「すべてが非課税ではない」「譲渡税が課税される可能性がある」「損益通算できない」といった落とし穴があるからです。
「すべてが非課税ではない」「損益通算できない」という落とし穴(デメリット)はわかります。
ただ「譲渡税が課税される可能性」についてはまだ何も決まっていないのに、落とし穴扱いするのはちょっと拙速すぎないかと。
新NISAは2024年に始まったばかりだし、高齢者ならそう長く使うものでもないから逆に気にしなくていいのでは。
「そのうち改悪されるのでは」
ただ、新NISAについて「改悪されるのでは」と思っている人は結構いるようです。
こちらの記事では金融庁に取材していますが、「制度を終了したり、時限措置に戻したりすることは考えていない」と回答しています。
そうは言いつつ、しれっと制度変更をする可能性を否定しきれないわけですが。
仮に変更するとしても、適用されるのは変更後に購入した分だけで、変更前に購入した分には適用されないでないと、詐欺になるでしょう。
資金が海外に流れていいのか?
金融庁に対しては、新NISAではオルカンやS&P500の人気が高く、海外に資金が流れていることについても聞いています。
新NISAが円安を助長しているという見方もあるようですし。
英国のように「国内限定枠」の導入が提案される日が来る可能性はあるかもしれません。
ただ新NISAは始まってまだ半年が過ぎたばかりであり、制度に手を加える議論を始めるとしてもまだ先のことでしょうね。