広告代理店が「推し活」で稼ごうとしている
博報堂の「オシノミクスレポート」っていう、如何に推し活で稼ぐかのレポート読んでいたんだけど、面白いな。身も蓋もないことが書いてある。オタクという言葉はイメージが悪く、好きという言葉は内向的。推し、推し活という言葉に前面的にポジティブなイメージを付与することで経済と結びつけると。
— kemofure (@kemohure) 2024年7月19日
「推し活」だと財布の紐が緩くなる人が多いとわかると、それを広げれば広告代理店としてはチャンスですからねぇ。
推し活がビジネスチャンスなのはわかりますが、「推しがいるのが当たり前」「推しがいるのが素晴らしい」という風潮を作ろうとするのは辟易とします。
「好き」と「推し」は違うもので、「推しがいなくては人生を楽しめない!」かのように言ってくる人もいるようで…
これに踊らされて「推しを作る」「推しを探す」に皆が走りだすと、広告代理店の思う壺ですかねぇ。
推し活をしてる人は幸福度が高い?
実際、博報堂が出したレポートでは、「推しと好きなものは違う」とはっきり区別しています。
そして、推しありの人は幸福度が高いと。
推しなしの人の中には趣味を持たない人も入っているはずで、「推しなしだが趣味(好きなもの)はある」人と比較すべきなのですが。
シニアを対象にした調査では、「推しも趣味もあり」「推しなし趣味あり」のどちらも幸福度が高く差がなかったので、推しでも趣味でもあれば幸福、ではないかと。
お金を使うのが「推し活」だから
推し活のイメージの一つに「お金をかけたいと思える」があるように、推し活においてはお金をかけることが正しい、と積極的に消費を促すことができます。
お金をかけることがネガティブではなくポジティブだから、広告代理店にとっては便利なワード・存在になっているのでしょう。
天邪鬼な私は、こういうのを見たら余計に自分から推し活という言葉は使わないぞ、と思ってしまいますが。
推しがいる人を否定するものではありませんし、推しでなくても趣味・好きなものがあればそれでいいだけのこと。
推しがいるかどうかでマウントとるようなことは勘弁願いたいものです。