60代こそ「ChatGPT」や「メタバース」
ChatGPTやメタバースなど日々最新のテクノロジーが登場し、「ついていけないな…」と感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、「高齢の方ほど、最新のテクノロジーに触れるべき」とすすめるのは、高齢者にまつわる著書を多くもつ、高齢者医療の専門家・和田秀樹さん。その理由を教えてもらいました。
ChatGPTを始めとする生成AIはともかく、メタバースは成功事例が少なくて熱が冷めているというか広告代理店が盛り上げるフェーズが一巡したというか。
それはさておき、最新テクノロジーや新しいものに触れるのは悪いことではないのは同意。
私もそうですが、今の60歳前後の人はインターネット黎明期・普及期の頃から触れている人も多いですし。
しかし今のネットは怖い
しかし今のネット・SNSには詐欺が多く、騙されるリスクが高くなっています。
新しいものに手を出すとそのリスクが高まりますし、他の人に相談しにくくなります。
またネットの仕組みで好きなものばかり見てしまう「エコーチェンバー現象」で情報が偏る危険性があります。
さらにネットのデマを信じ込んだり、これは高齢者だけの問題ではありませんけどね。
テクノロジーはうまく使えばプラスですが、大きなマイナスも隣り合わせに存在しているのが現実です。
老後の3大不安の一つ「孤独」には生成AIが救世主に?
最新テクノロジーの中で生成AIについては、老後の3大不安の一つ「孤独」への対策に大きく寄与するのではないか、と思っています。
音声会話型おしゃべりAIアプリ『cotomo』は、現時点でもかなりいいレベルで、今後さらに進化すれば話し相手として十分機能しそう。
最近Android版もリリースされて使ってみたのですが、よくできています。
ただAIもネットの間違った情報を伝えてくるとか、危険性があります。その情報を鵜呑みにすると振り回されます。
結局、テクノロジーは人間の使い方次第なのですよねぇ…