FIREして10年後、猛烈に後悔
FIREして後悔した事例を紹介(創作?)するのが目的なのでしょうけど、真っ先に思ったのが「10年前にはFIREは広まってなかった」という事実です。
Wikipediaの『FIRE ムーブメント』にも書かれていますが、主要メディアで報道されて知られるようになったのは2018年のこと。
私も知ったのは2018年の秋で、日本でも広まったのはこれ以降だと思います。
早期リタイア・セミリタイアについては、私がセミリタイアする以前からよく知られていましたし、ブログもたくさんありました。
ただFIREやその肝となる「4%ルール」が広まったのは2018年以降のことであり、それより4年以上前から知っていたのであれば、よほど情報感度の高い人でしょう。
投資開始はFIREしてから?
しかし投資を始めたのはFIREを知ってからで、貯金と退職金を合わせた4000万円の運用を開始。
資産運用にも慣れて最初は充実した理想の生活が手に入ったと感じていたものの、長くは続かなかったという流れです。
居酒屋で仕事の愚痴がないから話のネタがないとか、元々腎機能低下を指摘されていたのにFIREしてから健康診断を受けずに腎不全になるとか、一人で生きていくのに向いていないタイプの人ですねぇ。
仕事を続けたほうがマシではあるでしょうけど、どのみち65歳以降の生活で「こんな老後になるとは」と後悔しそうです。
腎不全で仕事を続けられなかった可能性もありますし。
長生きリスクは心配しなくていいタイプ
老後の3大不安「お金・健康・孤独」のうち、お金と孤独については働き続けた方が良かっただろうと言えます。
ただ健康については働き続けることで悪くするケースもあるのでケースバイケースですね。
自己管理ができない人であれば、職場で強制的に健康診断受けさせられて、指導も徹底されるから働き続けた方がいいのかもしれません。
ただ不健康で寿命が短い独身男性の典型だったと考えれば、それを考慮したライフプランを立てても良かったのでは。
この先の余命が短いと考えるなら、早期リタイアして元気なうちにやりたいことを楽しんでおくのも一つの考え方ですから。