60代でお金に困っていない人の特徴
多くの相談に乗る中で、鳥海氏が見出した60代でお金に困っていない人の特徴は下記の3パターンだという。
①お金がめちゃくちゃある人(収入が多い、投資に成功している)
②お金を使わなくても満足できる人
③その両方
「60代でお金に困っていない人の特徴」3パターンを示されていますが、実質2パターンのようなものですね。
「お金を使わなくても満足できる人」であっても、0円では生きてはいけません。
生きていくための最低限のお金は必要であり、満足するためのラインが非常に低いということ。
結局、自分が満足できるライン以上のお金を持っているかどうか、という1点に尽きるのかもしれません。
「お金持ちになるのは限界がある」
鳥海氏の「お金持ちになるのは限界がある」という言葉は、上を見たらキリがない世界であるということだと思いますが、それだけでもないですかね。
一般人がお金持ちになろうとすると、投資でリスクを取るであったり、極端な節約に走るであったり、仕事に時間とエネルギーを傾けるであったり、誰しもができないしリスクもある行為も含みます。
株の暴落を目の当たりにすると、怖さが身に沁みましたし。
お金持ちになった人だけを見るのは、生存バイアスがかかっていることを忘れてはいけません。
結局は「足るを知る」
つまり「満足するために必要なお金<自由に使えるお金」となっていれば、お金に困らず生きていけるということ。
要するに「足るを知る」という言葉になりますかね。
とにかくお金を使わない生活で満足しろ、という意味ではなく、身の丈に合った生活で満足できればそれでいい。
世間的を気にしたり、周りの人に合わせたりしていると、身の丈に合った生活ができないのが現実ですけれど。
ただし、お金は多くのことを解決してくれるけれど、お金で解決できない満足もあります。
お金があっても孤独であることに不満を溜めてしまう人はいますし、逆にお金がなくても人間関係が良くて満足できる人もいるでしょう。
多くを求めすぎず、「足るを知る」で満足できるような「自分の軸がある人」になれればいいですね。