新NISAで投資デビューした60歳男性
パリ五輪で盛り上がっているなか、「オリンピックどころではない!」と気が気でない投資家も多い株価の大幅下落。なかでも今年、新NISAスタートと同時に投資デビューを飾った人たちにとっては、初めての試練ともいうべき大事件で、顔面蒼白になっている人も多いようです。
新NISAで投資デビューした人にとって、今回の大暴落・乱高下は初めてにしては大きな試練となったことでしょう。
実際に新NISAで投資を始めた人の声を集めた記事が増えていくだろうと思っていましたが、この記事はちょっと酷いですね。
Yahoo!コメントにもたくさん書かれている通り、新NISAで1年に投資が可能なのは最大360万円ですから、2000万円を全額つぎ込むことは不可能です。
新NISAで投資を始めて、調子に乗って通常口座でも買い進めたというならそう書くべきだし、投資を開始したばかりであるなら、新NISAでもつみたて枠(年120万円まで)のみにしておくべきですよねぇ…
センセーショナルな記事でないと読んでくれないから、なんでしょうけど。
伝説の投資家は大暴落時にどう動いた?
一方、伝説の投資家・清原達郎氏は、この暴落の中でメガバンクを105億円分買ったそうです。
仕事としてのトレーダーは引退しているものの、個人資産でまだ儲けようとするとは、強欲ですなぁ。
清原氏は日銀の利上げについては好意的、ドル円のキャリートレードをやっていたヘッジファンドに対してはザマァと。
プロ中のプロのようなメンタルは持てない
清原氏のような、プロ中のプロのようなメンタルでいられる人は中々いないし、過信してやってしまうと危険です。
信用取引なんてしようものなら、「死人が出る」と思わせる世界ですからねぇ。
新NISAで投資デビューした人は、そういう人たちの真似だけはしないように、細々と投資を続けていくのがいいでしょう。
気になって何も手がつかない、といった状況になってしまったらその時間がもったいないですしね。