現代人は快楽を簡単に手に入れられる
なぜ「何をしても心が晴れない」という人が増えているのか。コミュニケーション専門家のデヴィッド・JP・フィリップスさんは「現代人はドーパミンという快楽を簡単に手に入れられるようになった。その結果、ドーパミン中毒になってしまい、虚無感、気分の落ち込み、最悪の場合にはうつの原因となってしまう」という――。
「現代人はドーパミンという快楽を簡単に手に入れられるようになった」というのは間違いのないことで、これはスマホがそうさせたというよりも、昔から少しずつそうなっていった結果だと思います。
快感・快楽を提供する娯楽が産業として広がり、インターネットでそれが加速し、スマホがそれに輪をかけたようなイメージです。
記事で出てくる「クイック・ドーパミン」を得ようとするのは、コスパ・タイパ重視の結果かもしれませんね。
貧乏セミリタイア生活にはありがたい
簡単に安価でドーパミンという快楽が手に入る現代は、貧乏セミリタイア生活をする私にとってはありがたいことです。
この状況がなかったら、間違いなく暇を持て余す毎日になっていたことでしょう。
とは言え、これに浸り過ぎて依存症になってもいけません。
これだけ娯楽が溢れて簡単に快感が手に入る時代に、「FIRE・早期リタイアしたら暇を持て余す」人は、ある意味で健康的と言えるのかも。
深い快感が味わえる「円熟脳」のすすめ
現代社会は「間に合わせの快感」だらけなので、脳を円熟させて深い快感が味わえるようにすべき、との考え方もあります。
言いたいことはわかるけど、円熟にはお金と時間がかかるのが現実かな。
それを得るために必死に働いて稼ぐ間、「間に合わせの快感」を得てないとやってらんねーになったら本末転倒です。
簡単に手に入る快感に溺れすぎて依存症になるのはいけませんから、うまく付き合っていきたいものですね。